第24回 舗装技術に関する懸賞論文 入選論文
第24回目となる「舗装技術に関する懸賞論文」は、昨年11月から本年1月にわたり、その内容分野により「研究開発部門」「製造施工部門」に分け募集を行った。
募集終了後の本年4月、一般社団法人日本道路建設業協会、舗装技術に関する懸賞論文審査委員会は、厳正な審議を重ね、入選論文11編を選定した。
入選したのは、研究開発部門で最優秀賞1編、優秀賞2 編、佳作3 編、製造施工部門では、最優秀賞1編、優秀賞2 編、佳作2 編。
応募論文は、研究開発部門に11編、製造施工部門に8編の計19編あり、アスファルト舗装、機能性舗装を対象としたものがあわせて11編と多く投稿された。
重点技術別では、混合物・材料開発、施工機械・システムに関する2分野で8割近くを占めたのが特徴的であった。
また、働き方改革、生産性向上や低炭素化など最近の道路舗装を取り巻く状況を反映してか、これらに着目した開発･改良進めるなど、多岐多様な分野に目を向けた論文が投稿された。
研究開発部門
入選論文は、機関誌「道路建設」掲載後に、公開いたします。
最優秀賞 汎用技術で製造可能な環境配慮型アスファルト混合物
「バイオ炭アスファルト混合物」の開発
立花 徳啓,工藤 朗,廣郡 俊彦,川村 修
優秀賞 不陸を有するコンクリート床版への樹脂防水一体型アスファルト舗装の適用検討
佐川 聡,設楽 直柔,吉田 龍平,青木 康素
優秀賞 センシング技術とAI推論による現場温度管理の自動化
梶原 覚,竹内 伸,相田 尚,門田 誠也
佳 作 アスファルト混合所における品質管理のためのブロックチェーンを活用した情報システムの改良
横山 昂洋,佐藤 正憲,小澤 一雅
佳 作 アスファルトに代わる舗装材料の開発
ミ ミ サン,堤 丈瑠,村井 宏美,百武 壮,田中 俊輔
佳 作 CO
2再資源化材料を適用した次世代低炭素型半たわみ性舗装の開発
岩間 将彦,渡邉 真一,人見 信男,安久 憲一,林口 幸子,伊藤 優太
製造施工部門
最優秀賞 画像認識AIを用いた骨材のふるい分け試験の効率化・省力化への取り組み
平野 麻衣子,遠藤 紗希,髙橋 知
優秀賞 中央混合方式によるCAE路盤材料の全国展開に対応した移動式プラントの開発
土川 真一,石田 慧士,小田 猛,若狭 雄二郎
優秀賞 舗装修繕工事におけるICT の更なる活用促進に向けた取り組み
i-Construction2.0 の実現に向けた切削オーバーレイ工の一元管理
栗本 愛,長谷 啓司,池田 茜
佳 作 中温化アスファルト混合物による加熱貯蔵サイロの貯蔵期間の延長を目指した実験的検討
小林 靖明,上地 俊孝,鷹本 丈裕,浦沢 和希
佳 作 コンクリート舗装の目地部補修プレキャスト版の適用検討と施工方法の確立
亀井 健大,濵梶 方希,尾中 享光