概要
舗装施工管理技術者とは
舗装は、道路を構成する各種構造物の中にあって、直接その上に歩行者あるいは車両を載せる最も重要な部分を構成しています。また、この舗装の施工の良否は、供用性、耐久性および周辺環境等に種々の影響を与えます。
このため、舗装工事の施工に従事する技術者は、一般土木工事とは異なる表面性状、安定性および耐久性の確保といった舗装工事特有の専門的な深い知識が要求されています。また、厳しい交通規制条件や限られた作業空間といった施工環境に迅速かつ的確に対処できる豊富な施工経験が不可欠となっています。さらに、利用者の高齢化、沿道住民および利用者のニーズの多様化、高度化等に対応するための新しい材料、工法、機械・装置の導入など高度な舗装技術の開発・活用が強く望まれています。
また、昨今の入札・契約制度の改革によって、現場を管理、指導する施工技術者の評価が重要視されています。
舗装施工管理技術者資格試験は、舗装工事に携わる技術者の技術水準および能力を適切に評価することによって、より水準の高い安定した舗装工事の施工を図ることを目的に実施している試験です。
この資格試験には1級と2級があり、これに合格し、登録申請を行うことにより、資格者証が交付され、「1級舗装施工管理技術者」または、「2級舗装施工管理技術者」と称することができます。
舗装施工管理技術者の資格について
舗装施工管理技術者資格試験情報
資格試験の合格者の推移
舗装施工管理技術者資格試験は、平成7年度から実施され、過去29年間(平成7年度~令和5年度)における試験の受験者数、合格者数および合格率は、下表のとおりです。
試験の合格者は、登録の申請を行い、一般社団法人 日本道路建設業協会 会長から「舗装施工管理技術者資格者証」の交付を受けることによって、「舗装施工管理技術者」の称号を用いることができます。現在までの舗装施工管理技術者の登録状況(2026年4月1日現在)は、1級が28,264名,2級が20,774名の合計49,038名です。
資格試験制度の活用
「公共工事の品質確保の促進に関する法律(品確法)」の施行により、発注者である国土交通省各地方整備局および各地方自治体等では、総合評価落札方式における配置技術者の能力評価項目に採用したり、一般競争入札の入札参加条件に舗装施工管理技術者の現場専任を求めるなど、この資格制度を活用するところが増えてきております。